LingodaでSprintやってみた 〜攻略編〜

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前回、オンライン語学学習サービスLingoda と授業料が実質無料になるSprintコースの感想を書きました。

 

journey0127.hatenablog.com

 

今回は、Sprintを完走する上での攻略ポイントを私なりの視点で紹介します。

サイトのシステムやSprintのルールは変わることがあるので、執筆時点(2021年3月末)の情報ということでご承知ください。

 

1. エントリーしたらまずやること

まずはルールを読みましょう!
基本の基本です。ググって出てくるページやPDFは過去のsprintの情報の混ざっています。この記事ですら全て正しいとは限りません。エントリー完了メールにはその回のルールのリンクが載っているので、絶対にそちらを読みましょう

 

タイムゾーンの設定

基本的には自動で初期設定されるのですが、居住地のタイムゾーンに正しく設定されているか念のためプロフィール画面から確認しましょう。

タイムゾーンがずれていると、予約したつもりの時間にレッスンが入らずレッスンを逃してしまうかもしれません。
またSprint途中でタイムゾーンを変更することは、いつからいつまでを1日とするかの計算に影響が出てしまうため、ルールで禁じられています。

エントリーした時点で設定を確認しましょう。

 

2. 予約で気をつけること

前回のブログでも書きましたが、スケジューリングが本当に大事です。

1週間前までの予約

「毎日7時に受ける」など決まった時間がある場合、1週間前までに予約してしまいましょう。1週間を切ると、自由に時間を選べなくなります。

 

1週間以上先のレッスンだと、このようにまだ先生が表示されていないこともありますが、この状態でも予約は可能なのでためらわずやっちゃいましょう!

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予約したい時間にレッスンが出てこない場合は

1週間前までであればこちらの方法でも予約できます。

My Courseから受けたいレッスンを選択して…

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一番下までスクロールすると、日時指定できる予約ボックスが出てきます!

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1週間前を切って予約。予定に合うレッスンがもうない…オワタ。

どうしても予定が合わない場合は、いっそのこと受けているレベルを変えてみましょう。他のレベルではその時間に開講されているかもしれません。

レベルが簡単すぎる・難しすぎるなど問題はありますが、これを逃すと10万円の支払いが確定します、、、背に腹は変えられないですよね。

タイムゾーンと違い、途中のレベル変更はSprintの完了には影響しません

 

Sprint (90日45回)コース特有の問題

レッスンのクレジット(ポイント)は30日ごとに付与されますが、各30日間でピッタリ15回のレッスンを受けないといけません。ただしクレジットは各期間の1週間前に付与されるので注意が必要になってきます。

例えば、最初の30日が終わる1週間前にはもう次の15クレジットが追加され、システム上使える状態になっています。ここで間違えて次の期間のクレジットを現在の期間に使い込んでしまうと失格になります。
30日の期間がいつからいつまでで、何クレジット消化したか、きちんと把握しておきましょう。

Super Sprintの場合は毎日1回ずつ受け続ければいいので、この問題は心配しなくて大丈夫です。

 

3. 毎月の引き落としに注意

授業料は3回に分けて引き落とされます。忘れた頃にやってきます。

引き落とし日を確認し、口座やクレジットカードの残高に気をつけておきましょう。またカードが新しくなった場合も忘れずに支払い情報を更新しましょう。

一度でも支払いに失敗するとSprintも失格となってしまいます。

 

4. 生活や環境の変化に気をつけて

生活の変化

この先3ヶ月の間に引っ越しや転職などは控えていませんか?出張の予定は?
毎日60分の学習時間が取れるのは安定した生活環境があるからこそだと思います。突然の変化は仕方ないですが、もしこの先に大きな環境の変化が見えているのであれば、今回のSprintは見送って、次回頑張ってもいいかもしれません。

 

季節の変わり目なめてました

ヨーロッパ在住でこれを読んでいるみなさん、季節の変わり目には気をつけましょう。
夏時間⇄冬時間の変化は正しくタイムゾーンを指定していればシステムもきちんと反映してくれます。が、身体はそうはいかないですよね。
特に早朝からレッスン受ける場合は…。

 


実は私は以前にもSprintに挑戦したんですが、実はあっけなく失敗しました

そのときは朝8時から仕事をしていたため、朝7時のレッスンを毎日予約していたのですが、夏から冬に変わっていくころで日の出もどんどん遅くなる時期でした。

もうお分かりですか?ロンドンの冬の朝7時って真っ暗ですよね…。

 

最初のころは7時でもぜんぜん明るく、うまく生活リズムも作れていたんです。
ですがさすがに真っ暗な中、毎日毎日起床するのは私には無理だった。アラームもかけていたけれど身体はついてきませんでした。目覚めたら窓から明かりが射していていて、一瞬で悟りました。

「あ、7時とっくに過ぎてる…」

これが私がSprintに失敗した理由です。ご参考まで…

 

まとめ

以上、Lingoda Sprintをやったことのある知人と、私自身のヒヤっとした経験を元にまとめてみました。
ですが基本はやっぱり最新のルールを読み込むことです。

この記事を読んでおや?そうだったの?と思った点があれば、いますぐルールを確認しましょう。こちらの情報も古い可能性がありますよ。ルールが正義です!

 

みなさんのSprintが無事成功しますように。

www.lingoda.com

 

おまけ:

Lingodaが初回€50 割引になる招待コードはこちら。残念ながらSprintには使えませんが、月額コースなど検討の方はご自由にお使いください。(私は5レッスン貰えます)

 

オンライン英会話 LingodaでSprintやってみた

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Lingodaとは?

ドイツ発のオンライン語学学習サイトで、英語(一般・ビジネス)、ドイツ語、フランス語、スペイン語が学べます。

今回は Sprint という超お得に学習できるコースを英語で受けてみたので、その感想を書きたいと思います。 

www.lingoda.com

 

Sprintの何がお得?

Sprintは、年に数回募集される90日間のコースです。
90日間指定された回数のレッスンを全て受けた人には、授業料がキャッシュバックされます。コースは2種類あります。

Super Sprint
 90日間毎日レッスンを受講すると、全額キャッシュバック

Sprint

 90日間で45レッスン受講すると、半額キャッシュバック

 

英語のSuper Sprintの場合、合計€927 (約11万9000円) の授業料なのですが、この金額分のレッスンが実質無料で受けられるとなると、お得すぎませんか?経営大丈夫??
もちろん全てレッスンを受け切った場合の話ですが。

 

Lingodaの授業スタイル

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Lingodaにはマンツーマンのプランもあるのですが、Sprintの対象になっているグループレッスンの場合についてまとめます。
 

  • 1レッスン60分
  • グループレッスン(最大生徒5人)
  • Zoomを利用
  • 事前予約制で、7日前までキャンセル自由
  • レベル A1〜C1

各レベルから、レッスントピックを選んでクラスを予約する方式です。

教材はプレゼンテーションで35ページ前後の分量があり、内容が詰まっているため、60分では最後まで終われないこともよくあります。

基本かけ足で進むため、私は授業前にざっと教材に目を通して知らない単語などチェックするようにしています。自分で調べれるところは調べておき、授業ではスピーキングなど他のアクティビティに時間をかけれるようにしています。

 

授業の進め方は、イギリスの語学学校に近いなという印象を受けました。
Reading, Writing, 文法, コミュニケーション等のレッスンを網羅しており実践的な内容が多く、トピックも社会問題からテクノロジー、サブカルチャーまで様々です。

 

先生を自由に指定することはできませんが、全員教員資格を持ったネイティブスピーカーなので、一定のクオリティが保たれています。

イギリス・アイルランド・南アフリカ・アメリカ・オーストラリアなど各国出身の先生がおり、アクセントも様々ですが、教材自体はイギリス英語の文法・語彙がベースになっています。

 

生徒の国籍も様々です。時間帯によるところも大きいですが、例えばイギリスの朝8~9時ごろに受けると、仕事前にレッスンを受けるヨーロッパ人と仕事後に受けるアジア人が混ざって多国籍なクラスになることが多いです。
ちなみに日本人は少なめのようで、月に1,2回ほどしか一緒になりません。

 

Lingodaに向いていない人

グループレッスンでトピックも決まっているため、「学習したい内容が決まっている人」「フリートークを楽しみたい人」には向かないと思います。

先生も毎日変わるので「先生と仲良くなって深い話をする」等もできません。

様々な国の生徒の英語アクセントを聞きくことになるので、先生のネイティブ英語だけで勉強したい人にも合わないかもしれません。
(この点も語学学校とよく似ていて私は好きですが)

また、イギリス英語とはいえ試験向けでは無いので、IELTSなどの対策には物足りない印象でした。

 

Sprintの感想

前述のLingodaの特徴は、Sprintだけでなく全てのコースに当てはまりますが、ここからは実際にSprintをやってみての個人的な感想です。

私は「どうせなら全額キャッシュバックだ!」と意気込み、Super sprintを選びました。
実はまだコースの途中で、ちょうど70日目を過ぎたところです。

 

◎ 何よりもスケジュール

Super sprintでは毎日欠かさずレッスンを受けないといけないので、スケジュールが本当に大事です。
1週間前までは時間もトピックも自由に選んで予約できるのですが、それ以降は決められたレッスンの中から選ばないといけません。前日に予約しようとすると都合のいい時間帯が埋まってしまっているという可能性もあります。

私は始業前に受けようと決めていたので、なるべく1週間前には朝のクラスを予約するようにしています。
うっかり朝の時間が取れなかった場合は夜のコマを探して予約しますが、これは現在私が住んでいるロンドンがロックダウン中なのでできることだと思います。
普段の生活スタイルだったら、正直1週間後の夜のなんて何しているかわかりません。友達とご飯に行くかもしれないし、仕事が長引いているかもしれない。ロックダウンじゃなかったら早々に脱落していた気がします。スケジュール、とても大事です!!

 

◎ 寝起きにビクビクする

朝の時間にレッスンを受けているため、寝坊しないか毎日プレッシャーです。昼寝から起きた時ですら「あれ?今何時??」と本気で慌ててスマホを見る始末で、目覚めが最悪です。レッスンは楽しいけれどコレからは早く解放されたいです。

 

◎ 学習効果どうよ?

ロックダウンということで、一人暮らしの私は長らく英語で人と話す機会がなかったんですが、先日友達と久しぶりに会った時に思いのほか喋れている自分に気づきました。1日1時間、グループレッスンなので実質の発話時間はさらに短いけれど、毎日喋っているとちゃんと言葉がスラスラと出てくるもんだな、と思いました。

 

まとめ

こんな感じで、楽しみつつ苦しみつつSprintを駆けております。
Lingodaは向き不向きがあるサービスだなと思いますが、ラッキーなことに私には合っていたようです。残り20日がんばります。

 

執筆現在、2021年4月28日スタートのSprintの募集をしていました。

www.lingoda.com

 
Sprint以外にも、通常の月額コースや、キャッシュバック有りのMarathonコースなどもあるので、興味のある方はぜひ無料トライアルしてみてください。

初回€50 割引になる招待コードはこちら(※Sprintには使えないみたい。残念)
ご自由にお使いください。私は5レッスン貰えてWin-winです。

 

Sprintに挑戦したい方は、攻略編もぜひお読みください。

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2020年11月の記憶

 

ロックダウンを前に、美術館、日用品の買い物、自分への楽しみの買い物をすませる。といっても、美術館はロックダウン決まる前にチケット取っておいた Design Museum。翌日からは閉館になるから、その前に滑りこめてラッキーだった。

 

 

実は11月に、ひとつすごく楽しみにしていた予定があって、9月も10月も早く終わればいいのにと思いながら過ごしていた。11月1週目にやるつもりだったその予定は、今度のロックダウンで無くなってしまい、9月と10月を大事に過ごさなかった罰が当たったのかななんて思ってしまった。

 

 

A. G. Cook というアーティストの曲をずっと聴いていた。ミックスもかっこいいんだけど、そのうえ歌声もいい。少しウィスパーに歌うところ、ニックムーン思い出すなぁ。ニックはイギリスに帰ってきちゃったから、しばらく公には出ないんだろうか。せっかく同じ国にいるのに日本にいた時より存在が遠いよ。

 

 

Hampstead Heathへ散歩。本当は前日に行く予定にしていたけれど、何だか天気が悪そうで今日に変更。…と思っていたが朝起きるときれいな曇り空。さすがイギリスの天気は読めない。前日のほうが綺麗に晴れていた。Hampsted駅まで徒歩30分。以前買い物に行った時はもうちょっとかかったイメージだったけど、案外近い。友達と合流してヒースまで。おしゃべりしながら右回りにぐるっと一周。人と一緒にいると散歩もあっという間だった。また誰か誘って散歩しようっと。

 

 

とうとう恐れていたことが起きる。チケットを取ってたライブが延期になったのだけど、延期公演はもう私が帰国したあとの日付だった。このまま手放すか、ほんの数%の「もしかしたら」のために残しておくか…

 

 

北にある池まで散歩に行ってみるも、 道中ずっと大きな道路を歩かないと行けず景色が楽しくない。目的地の公園は素敵だったけど、やっぱり散歩は目的地に向かうまでも大事なんだなぁと思った。

 

 

Kindle端末買った。読書が捗る!と思ったけど、前の週に物理本を6冊まとめ買いしてたのも思い出した…ま、ロックダウン時間たっぷりあるし大丈夫でしょう。 

 

 

 

 

 

2020年10月の記憶

 *

 

友達のお誘いでThorpe Parkという遊園地に行く。はじめて会うメンバーもいた。交友関係の狭い私はこの友達を通して新しい人と知り合っているようなものだ。最後がいつだったか覚えていないくらい久しぶりな絶叫系のライドで、とってもドキドキしたけれど、いくつか乗っていくうちに楽しくなってくる。2時間くらい並んで乗ったライドは、さすがに恐怖心以上に早く座りたいという気持ちが勝ってしまった。それでもすごく怖くて楽しかった。

 

 

久しぶりに体重計に乗ったらいつもの体重から2kg増。心当たりはたくさんある。最近スーパーで買いだめしたお菓子を計画通りに食べれないのだ。「これで1週間は困らない」というつもりで買ったお菓子が数日でなくなってしまう。加えて、今の家に引っ越してからめっきり運動をしなくなった。スーパーも毎日通えるくらい近いし、家の中も快適であまり外に出ようという気が起きない。言い訳しても仕方ないので、翌日から数日間、野菜スープ生活をする。こんなので体重が減ることはないと知っていたけれど、味覚や食事量がリセットされて砂糖や油分を摂取したい気持ちがスッと消えた。ひとまず良かった。

 

 

イギリスに新しい行動規制ルールが導入される。他の都市の後を追う形でロンドンもTier2にレベル引き上げ。また同一世帯外の人と屋内で会えなくなってしまった。前の週にThorpe Parkにすべり込めてよかった。3月からのロックダウンと違うのは、少なくとも飲食店も公共施設も開いているということ。それだけで息ができる。

 

 

ビザが終わったあとのことを考えることが増えて、とても憂鬱になる。日本に戻るには戻るのだけれども、イギリスに残りたい理由もある。日本に戻ったあとまたイギリスもしくはヨーロッパ圏に出るか、完全に日本の暮らしに戻るか。どちらを選んでも捨てなければいけないものがとても大きい。人生のそういう時期なのか、最近は得るものより無くなるものばかりに目がいってしまう。

 

 

朝から友達からメッセージ。「暖かいから公園行こう」。新ルールが開始されて、屋内では人と会うことができなくなったけれど、公園がいっぱいのロンドン。会おうと思えばどこででも会える。運よく前日の夜にいっぱい仕事を進めていたので、この日は自主休暇。お昼にはHyde Parkに着いていた。ベンチでおしゃべりしたり、歩き回ったり。のんびりとした紅葉と落ち葉でいっぱいの公園で、秋の空気を存分に感じれた。

 

 

レストランのバイト。「今日はお客さん少ないから来なくて大丈夫だよ」と言われることが続いた。冬は平常時でも客足が減るのに、さらに規制も厳しくなって、そりゃあ仕方ないよなぁ。 

 

 

7月からやっていた前職のヘルプ業務がついに終了。毎度契約が終わる頃に「来週がラストなので残りのタスクの優先度決めてください」と連絡すると、「契約終わるの忘れていた。後任がまだ決まっていないから来月もできないか?」と言われ続け結局4ヶ月。他の仕事も時間に融通きくものばかりだから、正直これからも業務は続けられたけれど、キャリア的に旨味がほとんどないので早々と抜けて時間をもっと有意義に使いたかった。徐々に勤務日を減らしていって、最後のほうは週1回4時間のみ。「これだけしか稼働できませんが、意味あります?」と聞く。もちろん「ノー」と言われ向こうから継続を諦めてもらうのを期待していたが、それでも手伝ってほしいとのことだった。ここまできてやっと某日本人向け情報サイトに後任の求人が出た。結局今まで後任を探してすらもいなかったということだ。なめられたものよ。

 

 

近隣国が立て続けに再ロックダウンを決める。ヨーロッパで感染がまた広がっているのは知っていたが、わりと突然のニュースだった。イギリスは8月の外食補助スキーム以降、かなり経済優先な姿勢が見えていたから、今月導入された新ルールが見直される程度で、なんだかんだロックダウンはしないんじゃないかなと思った。

 

 

数日後、イギリス政府がロックダウンを検討しているというニュースが流れる。時間が経つにつれ報道も詳細になり、政府の会見が行われるより前にロックダウンの内容はほとんど国民に知れ渡っていた。今回はあらかじめ終了日が決まっていて、4週間だけ。発表があったその日はバイトに入ってて、また1ヶ月会えないのね、と皆で話した。政府の賃金補助もしばらく続くし、テイクアウトで営業も続けるみたいだけど、最初のロックダウン以来、客足がやっと戻ってきていただけに残念。

 

 

そういえばハロウィンだったな、と思ってちょっと怖い雰囲気の場所に行ってみようと施設やミュージアムを探してみたけれど、チケット完売していたり、前日までしか予約受け付けていなかったりで失敗。というわけでまだチケットが売られていた、決して怖いスポットではないPollock's Toy Museumに行った。赤と緑を基調とした建物が可愛くて、おもちゃが所狭しと並んでてときめく。展示物自体の説明は少なかったけど、入り口でもらうリーフレットに各部屋の見所が丁寧に書かれていて感心した。静かで平和で居心地のいい場所だった。ミュージアムを出たあと雨が上がった街を少し散歩した。

 

 

ロックダウンでしばらく会えなくなるということで、急遽友達と会う。また1ヶ月後にね。元気でいようね。

 

 

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2020年8月の記憶

 

久しぶりに人と出かける。初めてのキューガーデン。バッグがすごく軽く感じて、こうなる前は何を入れて出かけていたんだっけ、と思った。たくさん歩いたのに全部のエリアは見て回れなかった。

 

 

起床したらひどく頭が痛い。まだ10時にもならないうちから部屋は暑い。何にもできなくてずっと寝ていた。頭痛薬が効かなくて起きてからもう一錠だけ飲んだ。
夜は友達とハンバーガーを食べに。最近会う人がとてもいい人たちで嬉しい。そういえばもともとの知人たちもロックダウン後に会うとみんななんと無く雰囲気が丸くなったというか、優しくなった気がするから不思議。

 

 

毎週金曜日は朝から日本のチームとミーティング。向こうは金曜の夕方でもう閉店ムードでタスクもそんなに無く、雰囲気的にもそのあと仕事をする気にはならない。というわけで私の週末は金曜午後から始まってしまう。

 

 

ネクロ魔のダンススタジオ配信を見る。まだ見慣れなくてソワソワしながら見ていたASTDANの新振り付けをとても美しいなと感じた。真正面の固定カメラでわかる美しさ。オンライン英会話でShort Storyについてのレッスンうける。英語の文学を全然読んでないので話についていけないね。何か読もうかな。終戦記念日はイギリスではVictory Japanの日。戦争に勝つことを当然のように誇りに思うこと。なんて旧時代的なんだとびっくりするけど多分これが世界のスタンダード。なんだか虚しい。

 

 

仕事も日常も、イギリスじゃなきゃできない事って案外やっていない。そもそもイギリスにきた理由もただイギリスに住んでみたかったから。それだけ。イギリスじゃなくてもいい=日本じゃなくてもいい、なのでイギリス残っている。

 

 

レストランのバイトのシフトが入りはじめた。語学学校も終わって仕事もパートタイムで、時間が有り余っていた頃に始めたバイト。1ヶ月半勤務して、旅行と一時帰国で3週間休んで、戻って1回働いたかどうかくらいでロックダウンで営業停止。トータル2ヶ月も働いておらず、自分が従業員だということをほとんど忘れかけていた。

新人だった私に手取り足取り教えてくれた同僚たちはロックダウンしている間にビザが終了してしまい、みんな帰国してしまっていた。ブランクで何一つ思い出せないし一人では何もこなせない私。どう考えても戦力外なのに、他に誰もいないから仕方なくメインスタッフとしてカウントされてしまったようだ。Android開発の仕事に集中したいし、ロックダウンを期にフェードアウトできるかな?と思っていたけど甘かった。

 

 

と思っていたが、リモートで仕事をしていると、本当に人と接する機会がない。チャットでのやりとりで全部まかなえてしまうし、日常生活で連絡をとる人も限られている。だんだんバイトの通勤で街に出たり、体を動かしたり人と話せるのがとてもありがたく感じるようになってきた。バイト続けられて良かった。

というわけで8月現在、Andorid開発、前の職場のQAヘルプ、レストランバイトという3つの仕事をしている状態。カオス。一応全部パートタイムだから今のところなんとかやれている。

 

 

ケンブリッジへ行く。ロンドンから出たのは2月ぶり。こじんまりとした街だけど、徒歩で回るには少し大きくてつらい。ロックダウンを経て身体機能が低下しているせいもある。 King's College Chapelを見学。外観はあまり惹かれないタイプのゴシック様式だったけれど内部は圧巻。天井がとても高くヴォールトが美しい。ステンドグラスの意匠は細かめで、それが上層部まで高く伸びているから日が射す瞬間はすごく心地のいい空間だった。そのあとはケム川をパントしたり、ロンドンにはないのんびりとした時間を過ごした。

 

 

イギリス政府の経済施策で、8月中の月〜水は飲食店の利用が割引される。そのおかげか街中のレストランには客足が戻りつつある。割引対象日は予約が必須なくらい。私も何度か割引を利用してレストランに行ったけれど、どうも混雑と店員さんの慌ただしさで落ち着かなかった。割引に目がいって「せっかくだから普段食べれないものを」などと考えはじめると、本当に食べたいものも食べれない。月の後半にもなると、割引なしでもいいからもっと落ち着ける空間で食事や友達との会話を楽しむ方が好きだなぁ、と思ってしまった。

 

 

Transport Museum Depotがサマーオープンしているということで行ってみる。Twitterで行きたい人募ってみたら2人も手をあげてくれ驚いた。YMSを期にいろいろなバックグラウンドを持つ人と知り合い、同世代の女子はあまりこういう産業系のものに興味示さないものなんだなと勝手に思いこんでいた。Depot=車庫なので地味な外観の建物だったけれど、レトロなバスや電車に囲まれてロンドンらしさをいっぱい摂取できた。

 

 

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アイドルの海外ツアーに遠征したヲタクが遠征費を晒す

こちらは、日本の地下アイドルが2019年夏に行った大規模ヨーロッパツアーのほぼ全公演に参戦したヲタクによる遠征ブログの番外編です。


暗黒系アイドル「NECRONOMIDOL」を好きになって4年くらい経ちました。海外遠征は3回目です。

海外遠征を考えてるけど踏ん切りがつかないアイドルヲタク、音楽ファンの皆さんがこれ見て少しでもイメージ沸けばな、と思って書きました。

 

ちょっと暑苦しい本編を読みたい方はこちらからどうぞ。

journey0127.hatenablog.com

 

遠征費用の総額 

さっそくお披露目。

 

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遠征費用

総額 25万円ちょいでした。


参戦した日程は、12日間で5カ国7都市。
今回の遠征ではアプリを使って支出をこまめにメモしていたのでほぼ誤差なしです。 

 

ちなみに私はロンドンに引っ越してからのスタートだったため、東京→ロンドンの航空券は含んでいません。日本から遠征していた場合は往復でプラス10万円くらいかな。

海外遠征はいいぞ〜^^♡ということは常々まわりに伝えたいと思ってるんですが、この金額だけ見るとあまり勧められたもんじゃない。いきなりごめんなさい。

 

各項目について

交通費 (約10万円)

交通費がかさむのは想定内だったんですが、Omioを使って飛行機、鉄道、バスそれぞれの最安値を比較してなるべく抑えるようにしてました。

比較だけじゃなく色んな国の交通チケットが一括管理できて、欧州周遊する時はめちゃくちゃ便利でオススメです。

(たまに手数料が上乗せされてたので、値段比較だけして予約は交通機関のサイトで直接やったこともあったけど)

 

宿泊 (約4万4千円)

相部屋にあまり抵抗がないのでホステルの女性専用ドミトリーを優先的に使ってました。一泊1500円〜3500円程度。

オウルは安宿がない街だったので一泊9000円弱のアパートメントホテルに滞在。お金はかかったけどツアー後半戦で疲れが出てきたなか広い部屋でのんびり過ごせたので良し。

 

チケット・チェキ(約4万1千円)

意外と支出が多かったこちら。ライブを見るために遠征しているのだから絶対に削れない費用ですね〜。はい。

チケット代はその土地の相場も影響しているのか1000円程度の日もあれば3000円くらいの日もありました。

 

チェキは一回撮るのに1000〜1500円くらい。サイン付きだとその2倍。


ライブ後のハイになった頭で無意識にチェキに並んでいたし、撮った後はただただ幸せ〜〜〜〜〜(*˘︶˘*).。.:*って思考能力低下するだけだったので、ほんの2週間でまさかこんなに使っていたとは思いませんでした。

オタクは安易にこれまでの支出の計算などしないほうがいいです。

 

食費・観光・買い物 (約4万円)

このへんは人それぞれなのであまり参考にならないと思いますが、
毎日のように ライブ→睡眠→移動→ライブ→睡眠…のサイクルだったので、3食しっかり食べる日はほとんどなかったです。
おかげで?外食が高いと言われる国々でもお金使いすぎずにすみました。

失敗したところ

一番は、交通手段の確保が遅れた点です。

引っ越し準備や手続きなどに追われて交通手段の確保を後回しにしてしまいました。

日本にいる間に予約していたのはロンドンの宿とインバーネスからアムステルダムまでの航空券くらいで、残りはロンドンにきてからドタバタと手配する羽目に。

1週間前の予約だったためLCCも値段が高いか、乗り継ぎが困難なものばかり。

 

ドイツ→フィンランドの航空券で 約4万円…

フィンランド→スウェーデンへの航空券で 約2万円…

日本にいるうちに確保しておけば、特にこの区間は半額にはなったんじゃないかと思います。

 

 

これから海外遠征を考えている人へ

遠征費をなるべく抑えたければ、ライブの都市と日程が発表され次第すぐに交通手段の確保を始めましょう…
浮いた数万円でもっともっとチェキ撮って、ヲタクもアイドルも運営もみんなで幸せになりましょう……

 

飛行機はもちろんですが今回使用した交通機関の多くは、日本のような固定運賃ではなく空席やピーク時間に連動した価格でした。

なので確保は早ければ早いに越したことはないです。

 

とはいえ、ライブの開始/終了時間が直前まで発表されないこともあるので(特にコンベンション系)現実的な移動手段かどうかの見極めは必要です。
安い鉄道取ったけどめっちゃ時間かかっしまってライブ間に合わない、とか悲劇すぎる。

ただ、ヨーロッパは国を跨いだ移動手段がたくさんあるので数日前のギリギリ手配でも次の地へ移動できる可能がとても高いのも利点。
もちろん値段とのトレードオフにはなりますが、遠征費用に余裕のある人は無理に早く確保せずくとも、日程が出揃ってから確実な手段を選ぶというのもアリだなと思いました。

****

 

というわけで、あまりまとまりがないですが遠征費公開記事でした。

次回の海外ツアーは2020年7月ですって!今度はもっと早く行動するぞ〜〜〜!

 

 

 

FYI:遠征費の記録に使ったアプリ

Trabee Pocket

今回はポンド、ユーロ、スウェーデンクローナの3種類の通貨を使用してたので計算がややこしくなるところだったんですが、
アプリで毎回の記録ごとに通貨を選べたり、それらを合算して円表示できたので楽でした。(要課金)

為替変動や手数料があるので実際のカード請求金額とは差異はありますが、利用明細への反映を待たずにどんどん記録できるので、旅行中に金銭感覚を失うことなく過ごせました。
普段から浪費ぐせがすごいワタシ。気が大きくなって高額な買い物をしてしまうとかいう旅行あるあるともこれでオサラバですね、、、

2019.07.25-27 リンショーピング NärCon

ネクロ魔ヨーロッパツアー最終公演はスウェーデン、NärConでのステージ。 

www.narcon.se

ヨーロッパ最大のコスプレフェスティバルと聞いていたのに、開催数日前になってもサイトには詳細な情報が出ない。ヨーロッパクオリティ???

・・と思ったら、サイトじゃなくてイベント専用アプリでしか情報が見れないというオチだった。

前々日のオウルでやっとそのことに気づく私たちヲタク。
タイムテーブルをみるとライブの終了は深夜になるっぽく、ストックホルムを拠点にしようとしていたプランは崩れ、宿と交通手段は調べ直し。

海外遠征にも慣れてきたとはいえ終盤で疲れも溜まってきたところでのコレは辛い。

2019.07.25 NärCon Day1 @リンショーピング大学, Linköping🇸🇪

当日の朝、ストックホルムからバスで3時間、会場のリンショーピングへ。

その前にコインランドリーに行ったり、バスターミナルまで道に迷ったり。大きい荷物置いて行こうとコンロッカー探して奔走するもキャッシュレス(+JCB不可)で断念したり…出発前から疲労感すごい。

その上めちゃくちゃ気温が高く30℃越えの予報。
北欧って涼しいんじゃなかったのか…?

(実はこの時期ヨーロッパは熱波に襲われていて、ロンドンでは37℃とかだったらしい…それに比べれば全然涼しい)

暑さが苦手な私はこの時点で体力も気力もゼロに近づいてしまっていた。遠征後半での疲れが出てきていたせいもあったかも。

リンショーピング駅から大学までは3~4kmの距離。
あらかじめ調べていた路線バスはとっくに出発していた。チェキ会まであまり時間はないしバスの案内は全部スウェーデン語。

どれに乗ればいいかも分からなくてパニックだったけど、幸い色とりどりのコスプレイヤーが並んでいる乗り場を発見。
レイヤーさんたちの後を追いなんとかNärConの入場ゲートにたどり着く。

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GoogleMapsで現在地をみるとチェキ会場と真逆にいるらしい。大学構内まるまる会場になっていてかなりの距離がある。少しあせる。
気温30℃、日陰もなく、コインロッカーに預けられなかったキャリーバッグもうまく転がらなくてつらい。

会場の前で先に着いていたルナドンさんを見つけた時は安堵で泣きそうだった。遠征一人じゃなくてよかった。

今思うとそんなちょっとしたことでと思うけど、言葉が通じない知らない街を毎日のようにバタバタと長距離移動するのは思っていた以上に精神的に堪える。メンバーはそれに加えてライブもやってるんだから凄すぎる。

建物に入ると20人くらいがすでに待機していた。まだライブもしていないのに人来るものなのか、とびっくり。
囲みチェキだけでメンバーとは少ししか話せなかったけど、それだけで気分が晴れてきた。そうだ私はアイドルヲタク、楽しむためにここにきたのだ…!!!と気持ちを持ち直す。

みしぇるが「ギガが足りない」ってツイートしていたから、SIM差し入れしたらたいそう喜ばれた!朝のドタバタの中買った甲斐があって嬉しい。
せっかくの海外遠征、ヲタクてきにもいっぱいSNS更新して欲しいからね…(はぁと)

NärConでは日本人の通訳の方がついていらして、久しぶりにメンバー以外の日本人と喋ったりもしてなんか新鮮だった。

夜のライブまでは時間があったから、本日の宿「Dormitory」とやらへ荷物を置きにいく。
タイムテーブル的にストックホルムへの帰還は諦めたものの、もう周辺の宿は空きが無くて、結局イベントオフィシャルの宿泊場所を利用することにしていた。

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Dormitoryの説明をみると
・イベント前日の木曜夕方~最終日日曜まで使える
・99スウェーデンクローナ (1200円ちょい)
・寝るための道具は自分で持ってきてね!
・会場から1.2kmくらい離れてるよ

つまり空間は提供するけどあとは自分でどうにかするっぽい。寝袋なんて持ってないから雑魚寝は覚悟するとして、3泊でこの価格は格安すぎて不安になる。

 

シャワーあるの?荷物置いとけるの?日中めっちゃ暑いけど大丈夫なの?スマホの充電どうしよ?とか全然わからないまま、 I have no choice…って唱えながら申し込んだのだった。

スタッフさんにGoogleMapで場所を入力してもらい向かうと、そこは大きい体育館だった。

恐る恐る中をのぞくとシングルサイズからキングサイズまで立派なエアーマットがずらりと並んでいる。

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えぇ…みんな寝袋じゃないの???

と寝袋すら持っていない私は戸惑ったけど、時すでに遅し。
立派なエアーマットの合間にバスタオルを敷いて自分の空間を主張。こんな惨めな気持ちは久しぶりT_T

(惨めさに気づかないふりをして)バスタオル越しに体育館の床のひんやりを感じていると、昼間の暑さにやられていた体にだいぶ元気が戻ってきた。
日が入らなくて涼しいし、体育館だからシャワーあるし、延長コードもたくさん用意されていて充電にも困らなそう。

雑魚寝さえ我慢すればなかなか快適じゃないですか〜!ドミトリー。

ライブはメインステージでのオープニングセレモニーの後に予定されていた。
ドミトリーを出発して会場へ近づくにつれセレモニーの歓声が大きくなる。かなり盛り上がっているよう。このままネクロ魔のライブが続くと思うとすごい景色が見れそうだなとワクワクが止まらない。

会場につくとセレモニーがちょうど終わったところだった。ステージエリアから出てくる人の波をかき分けて中へ進む。熱狂の余韻がすごいんだろうな〜とドキドキしながら顔を上げると、

中に残っていたのはネクロ魔ファン数人とスタッフらしき人たちのみ…。

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あれ???

まぁ時間近くなったらまた人来るでしょう、と待っていたところ清掃スタッフから箒を渡されセレモニーで舞った紙吹雪を履くように指示される。なぜだろう…

しかしここはライブハウスでも特典会でもなくコスプレフェスティバル。きっとそういうカルチャーなのかも。コスプレフェスティバルのお作法がわからない私たちはとりあえず言われた通りにしておいた。

10分前を切っても人が増える様子がなく、ファンたちで顔を見合わせる。もしかしてこのだだっ広い広場で最前列も埋まらない状態で開演を迎えてしまうのだろうか。

ここまで順調に、いや想像以上の大成功を収めていたヨーロッパツアー。毎回嘘偽りなく「めっちゃ盛り上がってた!」なんてツイッターにレポしていた私は、これ終わった後なんてツイートすればいいんだろう…と考えて胃が痛くなる。

すると突然エリア後方が騒がしくなった…!なんと大量の人が駆け込んでくるじゃないか!!!!!
最前列めがけてダッシュしてくる色とりどりの服装の人々を前に、反射的に私たちもステージへと走る。

どうやらステージイベントが終わるたびに一旦外へ出て次のステージの開場を待たないといけないシステムだったみたい。なるほど、それで私たちはスタッフと思われて掃除させられていたわけか…。
全然理解してなくてフライング入場してしまってごめんなさい。。。

駆け込んできたお客さんでステージ前はあっという間に埋まってしまい、エリア前方は人いっぱい。そして後方にもとりあえず見てみるかといった様子の人が集まっての開演。

初日ステージは野外で23:00からの60分セット。
深夜のステージを照らすギラギラした照明はパーティーさながら。巨大ステージの脇にはHyper Japanの何倍もの大きさのスクリーン。
いよいよ登場したネクロ魔に会場は大歓声。

Hyper Japanと同じく日本のアイドルシーンをあまり知らない層。そしてこちらは「日本」に特定していないイベント。どれくらい受け入れられるのかな、と思っていたけど何の心配もなかった。

始まりからテンションの高いお客さんたち。お祭りに来てるだけあって「楽しむぞ」という雰囲気がめちゃくちゃ伝わってくる。
なんだか音楽フェスと同じだなと思う。

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アイドル特有のコールやらの文化を知らないぶん、みんな好きなところで好きなように歓声をあげるし拍手をするし踊りだす。歓声もフゥ〜!って感じでオイオイじゃない。笑
いろんな面でライブハウス公演とは違うノリだった。

ライブハウスは最前列ですらはじめは様子見っぽい人も多く、一度どこかのタイミングで火がついてみんなが一気に興奮した感じになってくる。その過程も含めて楽しみがある。
しかしNärConは初っ端からアクセル全開。曲知らないとかもう関係なさそう。途中から前方に移動してくるお客さんもたくさんいて、最後まですごい盛り上がりのままだった。


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夜の野外ステージという魔法。バックにはネクロ魔のロゴが一面に映され、スモークと強めの照明。その影さえも絵になる。そして彼女たちの歌声に応えるように盛り上がる観客。

MCでは客席からスウェーデンのフラッグが投げ込まれる。
現地のファンがチェキ会の間にお客さんに呼びかけて準備していた寄せ書きだった。アイドル本人だけじゃなくファンにとってもある種アウェー戦だっただけに、この日の成功をその場にいるみんなで祝えているようでエモかった。

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かっこよくて鳥肌がたちっぱなしの60分だった。
ずっと夢の中にいるみたいなクラクラした余韻に浸りながら、こんなすごい景色を代わる代わる見せてくれる彼女たちをいつまでも追いかけていたいなと思った。

 

 

2019.07.26 NärCon Day2

ライブ翌日。この日はトークショーとして1時間の枠が設けられていた。
正確には数えていないけれど、50人以上は集まっていたと思う。

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ネクロ魔運営メンバーのデレク氏の進行で、メンバーとプロデューサーのリッキーさんが質問に答えていく形式。いきなりマイクが壊れてしまうハプニング。さすが暗黒系アイドル…

後半はお客さんからのQAタイム。
挙手を当てられたお客さん開口一番に「昨日のライブすごく楽しかったです」とか「出演発表された時から楽しみにしてました」とか言っていて泣けてくる。

お客さんからの質問少しメモってたので紹介。口調や語彙はニュアンス。

Q. なんでネクロ魔に入ったんですか?
 みしぇ:「怖い人から連絡きたと思ったらリッキーさんだった。ライブを見たらかっこよくて私も強い女の子になりたいと思った」w

Q. (「スウェーデンが寒くなくてびっくりした」という柿ちゃんの話しの後)冬のスウェーデンめっちゃ寒いけど、また冬に来たいですか?

 柿:「ITHAQUAMV…あの撮影をやった私たちなんで、冬でも大丈夫」

Q. メンバーはステージ以外にどのくらいネクロ魔に関わっている?

 柿:リーダー
 ひま:歌詞
 みしぇ:衣装制作(ここでめっちゃ歓声上がる!さすがコスプレフェスティバル)
 くのぎ:新しい風を吹かす
 怜:曲の音域をチェックしてメンバーに合わせたり
 リッキー:デザイン系全般、ブッキング、交通手配とか運転とかなんでもやる

そのほかにも
・スウェーデンの食べもので美味しかったもの
・ネクロ魔のインスピレーションになっている曲やバンド
・好きなアニメ
・ツアー中の思い出

などなど。みんなネクロ魔に興味津々で、最後まで挙手が止まらなかった。

そしてショー最後に、本来は予定になかったチェキ会をこの後やるとのアナウンス。まさかの嬉しいお知らせにこの日いちばんの歓声!
そのままチェキ会に並ぶお客さんがほとんどで、撮り終わって泣きだす人もいてなんだかエモくなってしまった。

帰り道にトトロを見かけてエモさ吹っ飛んだけど。

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2019.07.27 NärCon Day3

3日目はいよいよヨーロッパツアー最後のステージ。
NärConの一大イベント、コスプレコンテンスト内でのショートライブだった。

初日と同じくメインステージという広い舞台だったけど今回は真昼間の出演。気温は30℃、ほとんど夏フェス。
コンテストを見に来た人たちはもちろん、トークショーにいた面々や、ペンライトを持ったアイドルファンっぽい人もいる。

日光の下でのネクロ魔は初日とはまた違う印象で、キラキラ輝いて見えた。同じ曲なのにいろんな側面を見せれるのすごい。
3曲15分のステージだったけど、近くにいた少女たちが熱心に手を振っていたり、写真をいっぱい撮っていたり。しっかりお客さんたちを楽しませていた。

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そしてステージが終わるとNärCon本当の本当に最後の出番、ツーショットチェキ会。

…とその前に海外遠征部からとしてお花をプレゼントさせていただいた。本当にみんな最後までお疲れさまでした!

 

チェキ会は全員まわしたかったけど、お客さんいっぱいで一人とるのにも結構な時間がかかってしまう。そして他のお客さんも全員ととる勢いで何度も並び直していた。
ヲタクの金遣いの荒さはジャンル問わず世界共通なんだなと思った。

とうとうストックホルムに戻る最終バスの時間になってしまい、チェキ会が終わるのを待たず会場を出ることに。最後まで見届けたかったけど仕方ない。
帰り際、時間だから帰るね〜!って遠巻きにメンバーにジェスチャーしてたら柿ちゃんが気づいてくれて、え!もう?って顔をしながら「気をつけてね!」って手を振ってくれた。

帰りのバスに揺られながら、終わっちゃったんだなって考えてみたけれどぜんぜん現実味がなかった。ふわふわした余韻がずっと続いていた。

ストックホルムに着いてルナドンさんとツアー完走の打ち上げをサクッとやる。このまま空港に行って朝の便を待つというルナドンさんともここでお別れ。
最後までお疲れ様でした。

 

・・・・・・・・・・

というわけで、私のヨーロッパツアー遠征はこれにておしまいです。(メンバーはNärConの後チェティ城での撮影という最後の仕事が残ってましたが)

5ヶ月たった今はあれは夢だったんじゃないかなと思う時もあるけれど、鮮明に思い出せるシーンがたくさんあってやっぱり夢じゃなかったなと思い直して。
でもそれもだんだん記憶から薄れてしまっているから、少しでもこうやって書き留めておきたかった。
時間かかってしまったけれど、ここまで読んでくれた方、お付き合いありがとうございました。

最後にちょっとだけ海外遠征ヲタクのつぶやき。

このツアー、ライブハウス公演はもちろんHyper JapanやNärConといった新しい舞台に挑んで、会場を沸かせるみんなの姿が本当にかっこよかった。
ネクロ魔の長い歴史の中でいろんなところに撒いていた種が全部ここまで繋がっていて、たくさんの人を魅了し続ける存在になっているということをものすごく感じた。

それでも実際にその場を沸かせていたのはこの5人たち。
ここまで触れてこなかったけれど、前回のツアーからの1年の間にメンバーの卒業・加入という大きな節目があった。

雰囲気が変わったと離れていくファンもいたとおもうし、過去から重ねられてきたNECRONOMIDOLという存在を守りながら新しいモノを受け入れていくことへの葛藤がたくさんあったと思う。

そんな新しい5人で再解釈・再構築していったこのネクロ魔が、たくさんの人を夢中にしていた事実。またこうやってネクロ魔のストーリーが更新されていく、そんな最前線を見れているようですごくワクワクした。

国内では頻繁にライブを行っているネクロ魔は、こまめに改善や調整を繰り返しながらうまくファンを増やせていけていると思う。
でも海外ツアーとなると撒いた種の結果がわかるのは早くても1年後。

たとえチケットの売れ行きが良かったとしても、どれくらいの熱量で受け入れられるかはその時までわからない。メンバーもリッキーさんも(ヲタクも)、毎日、ライブが始まるその瞬間まで不安があったと思う。

でもその分、1年分の結果を一度に受けるインパクトは凄まじくて、0か100かという不安の中で、振り切れるほどの熱狂を浴びることになる。

なんども海外遠征してしまう私は、ここに中毒性を感じてしまってるんだろうなと、このブログを書いていて気づいた。

2019年の結果はどうなるんだろうね。また見に行かなきゃだな〜。

おわり